フランスで花束を購入

  1. フランス語会話・勉強

フランスでは花を贈る機会がたくさんあります。ディナーに招待された場合や、カップルや家族の記念日、はたまた喧嘩した恋人へ仲直りの花束など…

今回はそんなフランスで、花束を購入する場合について覗いてみましょう。

花束を注文

知人の家のディナーに招待された花子さんは、手土産に花束を持って行こうと考えました。しかしたくさんの花の前でどれを選ぼうか悩んでしまったようです。

会話

Fleuriste: Bonjour, je peux vous aider ?

花屋:こんにちは。お伺いしましょうか?

Hanako: Bonjour, je voudrais un bouquet de fleurs, mais c’est difficile à choisir.

こんにちは。花束が欲しいのですが、選ぶのが難しくて。

Fleuriste: C’est pour offrir?

プレゼントですか?

Hanko: Oui, je suis invitée à un dîner ce soir.

はい、ディナーに招待されたんです。

Fleuriste: Dans ce cas, ce serait mieux de choisir des fleurs peu parfumées.

それでは、香りの少ない花を選ぶのが良さそうですね。

Par exemple, quelques tournesols avec des feuillages.

例えば、ヒマワリを何本かと葉の付いた枝とか。

Hanako: Bonne idée! Ça donne un avant goût de l’été!

いいアイデアですね!夏の雰囲気を先取り出来るわ!

Fleuriste: Alors, on fait comme ça. Quel est votre budget?

では、そのようにしますね。予算はどれくらいですか?

Hanako: Environ 30 euros. Pouvez-vous faire un bouquet avec une bulle d’eau?

大体30ユーロです。花束は”ビュル ドー”で作ってもらえますか?

Fleuriste: Entendu. Cela fera un supplément de 4 euros.

分かりました。4ユーロの追加料金になります。

Hanako: Pas de problème.

大丈夫です。

フランスの野原でヒマワリを抱く少女。

ポイント

bouquet de fleurs

bouquet」は「花束・束」、「fleure」は「花」の意味です。「bouquet」だけでも「花束」と理解してもらえることが多いですが「bouquet de fleurs」といった方が「花束」であることが明確になります。

メインにしたい花が決まっているなら「bouquet de roses バラの花束」というように、「de」の後に花の名前を入れればOKです。

そして「bouquet」は束であることが前提なので、花も一本ではなく複数本ありますよね。そのため「fleurs」や「roses」のように、「de」後に来る単語は複数形になります。

C’est pour offrir ?

C’est pour offrir ?」は 「プレゼントですか?」の意味で、花屋では必ずといっていいほど尋ねられる事でしょう。

Oui はい」と答えるとラッピングしてもらえますし、自宅用でラッピング不必要なら「Non, c’est pour moi. いいえ、自分用です」と答えると良いですね。

avant goût de l’été

avant goût de ~」は「~を前もって味わう、~を予想する」という意味。

文中の「avant goût de l’été」は「(夏の花であるヒマワリで)夏気分を前もって味わう」という意味です。

Quel est votre budget?

budget」は「予算」の意味で、「Quel est votre budget?」は「あなたの予算はいくらですか?」となります。

bouquet de fleurs」を作ってもらう場合は、メインの花だけでなく周りを彩る草花にもお金がかかるので、予算を前もって伝えておくと安心です。

花屋さんに尋ねてもらえない時は、自分から「Je voudrais un bouquet de 〇〇euros. 〇〇ユーロの花束が欲しいです」.と伝えても良いでしょう。

bulle d’eau

bulle」は「あわ・水泡・気泡」、「eau」は「水」の意味です。「bulle d’eau」は「水泡」の意味ですが、花屋で「bulle d’eau」という時はラッピング方法を指します。

厚手のセロファンを花瓶替わりにし、その中に水を入れて「bouquet」をラッピングしてくれます。

bouquet」を購入してから贈るまでに時間が空いてしまう時でも、花が萎れる心配がありません。

贈られた側も花瓶が不要、かつそのまま飾れるので、手間いらずで便利なんですよ。

フランスで花束に手を伸ばす両手。

フランスの花束

フランスで初めて「bouquet」を購入したときに、ちょっとビックリするのがそのラッピング方法です。

日本の花屋が作る「bouquet」の根元は濡らしたキッチンペーパーなどで覆われ、花が萎れないように工夫がされていますよね。その上から銀紙で覆い、それを隠すために色紙やセロファンでさらに覆われています。

ところがフランスの「bouquet」は、色紙やセロファンを使うところまでは同じですが、根元は茎がそのまま見える状態でラッピングされています。

初めてそんなフランス式「bouquet」を見ると、手抜きされた?なんて感じてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。これがフランスのスタンダードなラッピング方法なのです。

どうしても購入からお渡しするまでに時間が開いてしまう時は、追加料金が必要ですが「bulle d’eau」でラッピングしてもらうようにお願いすると良さそうですね。

まとめ

花束は贈っても贈られても嬉しいものですよね。フランスにはセンスの良い花屋がたくさんあるので、プレゼントでなくても自分用に購入してみてはいかがでしょうか。

好きなお花を部屋に飾れば、部屋の雰囲気だけでなく、気分も明るくしてくれそうです。

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