フランスに高級メガネが多い理由

    1. フランス語会話・勉強

    フランスはメガネやサングラスをかけている人が多く、しかもお金持ちではないのにブランド物をいくつも所有している人が沢山います。

    今回はそんなフランスのメガネ事情について覗いてみましょう。

    素敵なブランドのサングラス

    今日のマリーさんは新調したサングラスをかけて、花子さんとの待ち合わせの場所にやってきたようです。

    会話

    Hanako: C’est très jolies tes lunettes de soleil. J’aime bien cette marque.

    素敵なサングラスね。私もそのブランド、好きよ。

    Marie: Merci.

    ありがとう。

    Hanako: D’ailleurs, tu n’as pas changé tes lunettes de vue récemment? 

    ところで最近メガネを変えてなかったっけ?

    Marie: Si, je les ai changées aussi. J’ai profité de la promotion “une paire achetée, une paire offerte”

    ええ、メガネも変えたわよ。”一つ買ったら一つプレゼント”のプロモーションを利用したの。

    Hanako: C’est super! Je voudrais aussi des lunettes de soleil de cette marque.

    いいわね!私もそのブランドのサングラスが欲しいわ。

    Mais elles sont un peu chères…

    でもちょっと高いのよね…

    Marie: Si tu es myope, elles sont prises en charge par la Sécurité sociale et ta mutuelle.

    もし近視だったら、社会保障と共済保険でカバーされるわ。

    En plus, tu pourras les changer tous les deux ans.

    それにね、2年ごとに変えることができるわよ。

    Hanako: C’est vrai? Je vais me renseigner.

    本当?問い合わせてみるわ。

    フランスの壁に向かって眼鏡をかけている人。

    ポイント

    lunettes

    lunettes」は「メガネ」のこと。レンズが2つあるので、常に複数形で表現されます。

    それに「soleil 太陽」をつけて「lunettes de soleil」だと「サングラス」の意味になります。

    度入りのメガネは「vue 視力/見ること」を付けて「lunettes de vue」と呼びます。

    ちなみに「メガネフレーム」は「monture」、「メガネのレンズ」は「verre」です。

    paire 

    paire」は「対/組」という意味。「une paire de ~」で「一組の~」となります。

    「メガネを一つ」はこの表現を使い「une paire de lunettes」といいましょう。

    paire」を忘れて「une lunette」といってしまうと「片メガネ」を指すことになってしまいますよ。

    myope

    myope」は「近視の/近視の人」のこと。「hypermétrope 遠視の/遠視の人」「astigmate 乱視の/乱視の人」「presbyte 老眼の/老眼の人」も併せて覚えておきましょう。

    フランスで黄色の背景にポーズをとる赤い眼鏡をかけた女性。

    フランス人がブランドメガネをかけている理由

    フランスでは「lunettes」や「lunettes de soleil」をかけている人を良く見かけますが、それがお高いブランドもので凄いなぁと思ってしまうことが多々あります。

    そんなに稼ぎがないはずの人でも、何百ユーロもするような「lunettes」をかけていて、そんなに「lunettes」が好きなんだろうか…と疑問を感じてしまうかもしれませんね。

    フランスのメガネは保険でカバー

    フランスでは「lunettes」は「Sécurité sociale 社会保障」でカバーされます。

    とはいえ「Sécurité sociale」でカバーされる金額は微々たるもの。残りは各自が加入している「mutuelle 共済保険」が主な金額をカバーする仕組みになっています。

    mutuelle」がカバーされる金額はさまざまですが、何百ユーロもカバーしてくれるものもあり、ブランドものの「monture」を購入しても自分では1ユーロも払わないということも可能です。

    2年に一回メガネの新調が可能

    フランスでは16歳以上の場合、2年に1回まで「lunettes」の支払いを上記の保険がカバーしてくれます。

    そのため特に視力が変わっていなくても、どうせタダだから新しい「lunettes」を作ろうと、必要がないのに新調するフランス人がほとんどです。

    保険でカバーされるには処方箋が必要なのですが、「lunettes」に限っては*5年、または3年間有効なため、一枚の処方箋で2回は「lunettes」を作れるという便利なシステムになっています。

    **16歳から42歳は5年、42歳以上は3年。16歳以下は1年。薬の処方箋の期限は通常長くても1年以内

    メガネ屋のプロモーション

    チェーン展開しているメガネ屋では「une paire achetée, une paire offerte メガネ一つ購入で一つプレゼント」などのプロモーションが随時行われています。

    プレゼントされるメガネはノーブランドの安いものというお店もありますが、ブランドものでもOKというお店も少なくありません。

    普通の「lunettes」と「lunettes de soleil」という組み合わせも可能のため、それぞれ一つずつという人が多いようです。

    まとめ

    フランス人のブランドメガネ率が高い理由についてご紹介しました。

    無料~少しの負担で購入できてしまうため、遊び心あふれるオシャレな「lunettes」をかけている人が多いのもフランスの特徴ともいえるでしょう。

    反面、安い「lunette」が手に入りにくいという面もあり、何事も一長一短という感じがしますね。

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