フランスの信号

  1. フランス語会話・勉強

信号機の色は赤・黄・青と思っていたら、フランスにきてビックリ!実はフランスの信号機の色は日本と違うのです。

今回はそんなフランスの信号機と、横断歩道事情を覗いてみましょう。

フランスの信号の色

今日の花子さんは、マリーさんの運転のナビゲーションしているようです。

会話

Hanako: Tu vois le feu bleu? Tu tourne là-bas à droite.

青信号が見える?あそこを右に曲がってね。

Marie: Le feu bleu? Tu veux dire le feu vert?

青信号?緑信号の事?

Hanako: Oh, pardon. Oui, le feu vert.

あら、ごめんなさい。そう。緑信号ね。

Au Japon, on dit “bleu”, non pas “vert”. 

日本だと緑ではなく、青っていうの。

Marie: En France, les couleurs de feu sont rouge, orange, et vert.

フランスでは、信号機の色は赤・オレンジ・緑よ。

Hanako: Au lieu de orange, on dit “jeune” au Japon.

日本でオレンジは黄色っていうのよ。

Marie: Donc chez vous, le feu est rouge, jaune, et bleu?

つまりあなたの所では、信号機は赤・黄・青?

Hanako: C’est ça. Depuis longtemps que je vis en France, mais j’ai du mal à dire le feu vert et le feu orange…

その通り。もう長いことフランスに住んでるけど、緑信号やオレンジ信号ってなかなか言えないのよね。

Marie: ça va aller avec le temps. C’est une question d’habitude.

時間が解決してくれるわよ。習慣の問題だから。

Hanako: Attention! Il y a quelqu’un au passage piéton!

気を付けて!横断歩道に誰かいるわ。

Marie: J’ai eu peur. Pourtant le feu est bien vert!

怖かった…でも信号は緑なのに!

Hanko: Il faut vraiment faire attention, car en France, peu de gens respectent le feu.

本当に気を付けなくてはね。フランスでは信号を守る人って少ないんだから。

ポールにあるフランスの信号機。

ポイント

feu

feu」は「火」の意味でよく使われますが、「信号」の意味もあります。

そして会話にも登場しましたが、フランスの信号の色は「rouge 赤」「orange オレンジ」「vert 緑」の3色です。

赤信号は同じですが、黄信号が「orange」、青信号が「vert」と違いがあります。

頭ではわかっていても、うっかり「feu bleu」などと口にしがちなので、道案内をするときは気を付けてくださいね。

ちなみにフランスには「Feu Vert」という名前の、全国展開している自動車関係のお店があります。

お店の名前であることを知らないと「Je vais à Feu Vert. Feu Vert(青信号)に行く。」と言われても、いったいどこへ行くのだろうと思ってしまいそうですね。

passage piéton

passage」は「通行」、「piéton」は「歩行者」、「passage piéton」は「横断歩道」のことです。

フランスの通りを横断する人々の空撮。

フランス人は信号を守らない?

フランス人は信号を守る人が少ないといわれています。「feu rouge」待ちの歩行者は、車の切れ目を見逃すまいと、みんな左右をキョロキョロ。

passage piéton」が「feu rouge」でも、車が途切れるとみんなどんどん渡ってしまいます。

feu rouge」だからと車が通らなくても立ち止まっていると、何してるの?という感じで見られたりすることもあります。それほど信号を守る人が少ないということなんですね。

フランスで車を運転するときは、信号を守るのは当然ですが、車道が青信号でも歩行者に十分注意するようにしてください。

歩行者として「feu rouge」の「passage piéton」を渡る場合も、当然十分に注意が必要です。
フランス人は自分がいけそうだと思ったら、車が来ていてもササっと渡ってしまいます。

周りにつられて渡ろうとすると、ギリギリで車が通過して怖い思いをするだけでなく、車にひかれてしまうかもしれません。

本当に車が来ていないか、自分でしっかり確認するようにしてくださいね。

横断歩道以外も要注意

車を運転していて注意が必要なのは、横断歩道だけではありません。

フランス人は横断歩道ではない道の途中でも、車が途切れるとどんどん渡っていきます。

細い道はもちろん、大通りでも時々そんな人を見かけるので、大通りだし~と安心して運転していると、ヒヤッとする場面に遭遇してしまうかもしれません。

まとめ

日本にも信号を守らない「piéton」は沢山いますが、フランス人はもっと信号を守らないと思って運転すると、事故を起こす確率が減らせそうです。

feu vert」でも、「passage piéton」が無いところでも、フランス人の「piéton」には重々ご注意くださいね。

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