マルシェに行くときのフランス人の必需品

  1. フランス語会話・勉強

フランスのマルシェで新鮮野菜を買うのはとっても楽しいもの。

そんなマルシェ生活を満喫するために必要なものとは、いったいなんでしょうか?

マルシェで買い物

マリーさんと花子さんは先週の約束通り、パリ郊外のマルシェに来ているようです。

どんな様子か覗いてみましょう。

会話

Hanako : Je reconnais, c’est vrai que ça n’a rien à voir avec le marché près de chez moi.

確かに、家の近所のマルシェとは全然違うわね。

Marie : Tu vois ?

でしょ?

Ils sont super frais les légumes d’ici.

ここの野菜はすごい新鮮よね。

Hanako : Je n’ai jamais acheté autant de légumes en même temps.

一度にこんなにたくさんの野菜を買ったのは初めてよ。

Marie : Oui, on aurait dû prendre un grand sac de course.

そうね。買い物用の大きいかばんを持って来るべきだったわ。

Hanako : Tu as raison.

その通りよ。

Je commence à avoir mal à la main …

手が痛くなってきたわ。

Marie : Tiens, il y a un vendeur de cabas.

見て、かご屋が居るわ。

Il est temps d’en acheter un, peut-être ?

 一つ買うべきかもね?

ポイント

Je reconnais

reconnaître」は「見分ける・~だと分かる」の意味の他に「認める」という意味もあります。

花子さんが何を認めたかというと、前回の記事でマリーさんが言っていた「パリから車で30分も行けば、朝採り野菜が買える」ということです。

会話の中で、相手の意見を認めるときにも使えます。

ça n’a rien à voir

「(それ)とは何の関係もない」ですね。つまり花子さんは、「同じマルシェという名前だけど、家の近所のマルシェと全然違う」と言いたい訳です。

「関係ない」の意味で使われることも多いですが、「全然違う」の意味でも良く使われます。

この場合は、同じジャンルのものを比べる時に良く使われまよ。

Je n’ai rien à voir avec cet homme.

私はこの男性と全く関係ありません。

Ce chocolat artisanal n’a rien à voir avec le chocolat industriel.

この(職人の)手作りチョコレートは大量生産のチョコレートとはまるで別物だ。

Tu vois ?

「見える?」と訳したくなりますが、ここでは「そうでしょ」の意味で使っています。

「そうそう、分かったのね」といったニュアンスでしょうか。

マルシェの必需品

【手が痛くなる理由】

新鮮野菜をたくさん買い込んだ花子さんは、荷物のせいで手が痛くなってきたようですね。

マルシェではスーパーなどと違い、大きい買い物袋が常備されているわけではありません。

何も用意しないで行くと、個々の小さなビニール袋が手に食い込む羽目になってしまうんです。

しかも環境への影響を考えてか、ビニール袋はますます薄く、破れやすくなる傾向にあります。

【マイバッグを持っていこう】

そこで登場するのがマイバッグ。日本でもエコロジーに関心の高い人は買い物袋を持ち歩いている人も多いのでは?

スーパーでは有料の大き目の袋が売っていますね。マルシェでは手編みのかごや「cabas カバ」と呼ばれる買い物かごが売られています。

個々のお店で買った野菜を、大きなかごに一つにまとめましょう。持ちやすさもおしゃれさもバツグンです。

買い物かばんの種類

フランス語で買い物かばんや袋の種類を見て見ましょう。

【Un sac en plastique】

プラスチックで出来た袋=ビニールの買い物袋を指します。

買い物をして袋をくれない場合は「Un sac en plastique, s’il vous plait」と言ってみましょう。有料の場合も多いので要注意です。

【Un sac en papier】

紙で出来た袋を指します。

マルシェやパン屋では、薄手のクラフト用紙のものに絵のかかれたものを、良く見かけます。

【Un cabas】

わらやプラスティックで編んだ買い物かごのことです。

持ちやすくて大容量ですが、肩に掛けて持つと服が傷むのが難点なんですよ。

【Un panier】

かご・バスケット全般を指します。

かわいさ・おしゃれさではNo1ですが、重くなると持ちにくいのが欠点。

ベリー系の果物の季節には、小さなpanier にイチゴなどが入って売られていることもあります。

【Une glacière】

こちらは保冷バッグのことです。

フランスでは保冷剤を付けてくれることはまず無いので、自宅から保冷バッグを持っていくのが賢い買い物方法です。

(アイスの専門店にも保冷剤が常備されていません!)

【Un sac de courses】

これはそのまま、買い物袋のことですね。

日本語で買い物袋というと、スーパーなどでもらえるビニール袋を思い浮かべます。

フランス語の場合、「買い物のための袋」全般を表すと思ってください。

Un panier à roulette de marché

roulette」はキャスターです。

つまり小さいタイヤの付いた、買い物用のカートを指します。

日本では年配の方が使っているイメージがありますが、フランでは老若男女みんな使っているんですよ。

人ごみでは引っ張りにくいのが欠点ですが、たくさん野菜を買うなら一番便利と言えますね。

【Un chariot】

ちょっと番外ですが、こちらはスーパーなどにある大きなカートのこと。

一週間分の買い物に必要とはいえ、あのカートに山盛りの買い物は体力が必要なんです…。

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