フランスに長期滞在するなら歯の治療が必要になることもあるかもしれません。そんなときに備えて歯医者に行くときのフランス語を覚えておくと安心ですね。
まずは「歯医者の予約」をするときのフランス語を学んでみましょう。
レッスンの内容
歯医者を予約
A: Cabinet du docteur Fournier, bonjour.
フルニエ先生の診療所です
B: Bonjour madame. Je voudrais un rendez-vous.
もしもし、予約をお願いしたいのですが
A: Je peux prendre votre nom et votre prénom, s’il vous plaît?
お名前を伺えますか
B: Madame Mariko Nakano, M-A-R-I-K-O, N-A-K-A-N-O.
ナカノ・マリコ、M-A-R-I-K-O, N-A-K-A-N-Oです
A: C’est votre examen annuel, Madame Nakano?
定期健診ですか
B: Non, mais j’ai perdu mon plombage.
いえ、詰め物が取れてしまったんです
A: Quel jour vous convient le mieux?
そうですか。いつがよろしいですか
B: J’aimerais le voir le plus tôt possible.
できるだけ早くがいいです
A: Demain à 15 heures?
明日15時では?
B: C’est parfait.
それで結構です
A: Je peux avoir votre numéro de téléphone?
電話番号をお願いします
B: Mon numéro est le 06 29 54 04 76 81.
携帯の番号は06 29 54 04 76 81です
A: Alors, Madame Nakano, demain à 15 heures. C’est noté.
では、ナカノ様、明日の15時に予約をお取りしました
B: Merci beaucoup et à demain.
ありがとう。それでは明日よろしくお願いします
- cabinet …(m.)医院、診療所 *hôpitalが大きな総合病院を指すのに対し、開業医など小規模な医院を指す
- docteur …(m.)医師
- rendez-vous …(m.)予約
- nom …(m.)名字
- prénom …(m.)名前
- examen annuel …定期健診
- plombage …(m.)歯の詰め物
- convenir à … …~にとって都合がよい
- le plus tôt possible …できるだけ早く
- noter …~を書きとめる、記録する
「歯医者」はフランス語で「dentiste」ですが、医師を「先生(○○先生)」と呼ぶときは、上の例のように「Docteur (Docteur ***)」 と言います。
名前をスペルで
また、予約で名前を言うときは、上の例のように一文字ずつスペルを伝えて間違いを避けるようにするとよいでしょう。これはフランス人もしていることです。
日時の希望
「いつがよいか」と日時を聞くには、「日時」を主語にとる「convenir à +人」、「(日時が)~にとって都合がよい」という動詞を使います。
ここでは「à +人(~にっとって)」が代名詞「vous」になり動詞の前に来ています。また、「月曜日の午前がいいです」のように日を指定するときは、
Lundi matin, si c’est possible.
可能なら月曜日の午前中にお願いします
などと伝えましょう。
C’est noté
「C’est noté.」とは、「(予約を)確かに記録しました」、つまり「受け付けました」という意味。
アポイントや注文などが完了した際に「承知しました」「かしこまりました」などと言う場面でよく使われる表現です。
勇気を出して電話予約にチャレンジ
電話で予約を取るシステムは日本と同じ。
初めは緊張しますが、名前を言う、日時を決める、と予約に必要なやりとりは決まっていて、シンプルなフランス語で事足りるので大丈夫です。
上の例は覚えておけば、美容院の予約などにも使えますね。